せんだい雑記

東北楽天ゴールデンイーグルスの観戦雑記ブログです。

美馬学が則本昂大と同じような状態になっていることについて思ったこと。

3連勝ならず

  • L8−7E

さすがにライオン相手に3連勝とはいかなかったね。
...というか、先発さえ逃げ腰にならずにいつもどおりのピッチングをしていれば3連勝もいけた展開だった。野手がまさに平石カラーに染まりつつある中で、主力投手の中の幾人かが、まだ前のカラーが抜け切れていないのは残念な感じである。

それにしても平石イーグルスの粘りはいよいよ本物っぽい。逆転されても土壇場で追いついて、結果は「負けゲーム」ではあったけれど、最後までワクワクさせる展開にしたのはすばらしい。

美馬も「則本病」に感染か...

情けなかったのは先発の美馬である。
相手先発の榎田とは東京ガスから共に2010年のドラフトでプロ入り*1した親友同士だったらしい。榎田がタイガースからライオンズに移籍し*2、同じリーグになって初めての対戦だった。自主トレも毎年一緒に行うくらいの間柄のようだが、その分ライバル意識も半端ないくらいあったに違いない。

ビンビンに意識していたのはどうやら美馬の方で、ゲーム前は「先にマウンドを降りたくない」とかなんとか言っていたわりには5回でアッサリ降板する情けないマウンドになってしまった。

失点の仕方が悪すぎ。美馬もすっかり「則本病」の感染者になってしまっている。
初回の先頭打者・秋山を四球でいきなり塁に出すと、源田を三振。秋山が源田の三振と同時に盗塁を試みたがこれを嶋がセカンド送球でアウトにし三振ゲッツーでピンチを切り抜けた。秋山の盗塁に対し塁審は初めセーフのジャッジをしたが、リクエストで覆った。このゲッツーは大きかった。特に美馬にとっては大きいはずだった。

いつもの美馬(のイメージ)ならここからどんどん調子を上げていく「暴れ馬」となるところなんだが、この頃の美馬はどこか「上品で大人しい馬」に変わってしまった。4回に味方が2点先制したらその裏にそっくり吐き出し更には追加点まで許すという完全に「則本病」の症状を見せたのだ。

味方が得点した裏の回に失点するのは野手が最も嫌う展開、野手の信頼を失うピッチングといえる。

先発3本柱と期待されたピッチャーのうちの2人がよりによって「心の故障」でガタガタという状態である。残り1本の柱がいかに強く太い柱でもその1本にかかる負担が大きすぎるというものだ。

これが平石イーグルスの粘りだ。

普通であれば野手もやる気を失って、そのままズルズルと敗戦へと展開するところである。ところが平石イーグルスは違っていた。先制した裏に逆転され、5回も追加点を許し2点ビハインドにしたダメ馬を5回で見限ると、そこから反撃開始。7回に1点差まで追い上げ、その裏に青山が3失点したが、更に8回に3点追加し食い下がる。そして9回表には相手の押出しによる追加点ではあったが、同点にし振り出しに戻してみせた。すごいよ、平石イーグルスw。

ま、最後は9回裏にサヨナラホームランを打たれて負けてしまったわけだが、これまで完全にカモにされていたライオン相手にカード勝ち越しを決め、第3戦目もギリギリまで追い詰めた戦いぶりは立派だった。

9回表の攻撃で思ったこと

さて、攻撃陣の残念なところにも触れておきたい。同点止まりで終えた9回表の攻撃で感じたことである。
先頭は三好の代打として打席に送られた岡島だったが、とにかく残念な(情けない)打席だった。空振りの三振。あんなに強振して何を考えているのか。ホームランでも打つつもりだったか。まずは出塁することが最重要の役割ではなかったか。バットにかすりもしない。ファウルにもできない。彼のスタメンへの道は果てしなく遠い予感である。今になって思えば、第3キャッチャー構想が彼の調整を完全に狂わせたようで残念である。このまま今季絶望では悲しすぎる。平石代理の対応に注目したい。

後続の島内、今江、銀次、アマダー、藤田、ペゲーロはとりあえず固定の打順であり、さすがの対応を見せて同点まで追いついたのは良かった。特に島内の粘りは先頭の岡島にやってほしい対応だった。

ただ、満塁の場面でアマダー、ペゲーロに一本が出なかったのがとても残念だったし、後半戦でロケット上昇するための課題じゃないかという気がした。ホームランはいらない。タイムリーでいい、そんな対応を彼らに求めるのは的はずれなのだろうか。梨田さんが交流戦で対戦したヤクルトのバレンティンについて、状況に応じてバットを短く持ち直していることに痛く感激していたことがあった。そういうことである。

*1:2010年ドラフトで榎田はタイガースから1位指名、美馬はイーグルスから2位指名された。

*2:2018年3月、岡本洋介との交換トレードで西武へ移籍した。